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写性 …SHASEI…
第5章 発作
沙絵に会う前も、イヤらしい沙織を夢に見ることはあったが、沙絵に会ってから回数が増え、必ずといっていいほど、相手は僕以外の男だった。


それがいよいよ沙絵と暮らすようになり、毎晩、酷いと何回も見るようになる。

変わらず内容もエスカレートして、僕の前で他の男に抱かれるものだった。

そして、美しい体をイヤらしくくねらせて、僕で足りなかったと言うのだ。

そして、毎回異常なまでに僕は反応していて、沙絵に欲情しないようにと、自分で処理していた。

むしろ、そう意識するからそんな夢を見ていることに気づかず、溜め込んではいけないと処理していた。


種まきをきっかけに沙絵は家事も手伝うようになる。

絵を描きながら家事をして、沙絵と遊ぶ。
平穏な生活が始まったと思っていた。



コホッ…コホッ…ヒュー…ヒュー…

病み上がりで種まきをしたのが良くなかったのか、沙絵は咳き込んで喉を鳴らす。

熱を出してこじらせると酷くなるから、用心して寝かせる。

飲み薬や頓服、呼吸困難気味の時の緊急スプレーなど薬は沢山ある。

軽い飲み薬を飲ませると眠気もありよく眠っている。目覚めた時に僕がいないと不安がるので、寝室に一緒にいるようにした。
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