この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第37章 思わぬ障害
「顧問はそれをチェックして掲載しないになってたら、こっちの全面敗訴よ。」
「掲載可能なら切り札だね。」
顧問が嬉しそうに会議に混ざる。
「切り札まではいかないわ。写真は校外に出てるし、部活の個人的な撮影は学校行事と言えるか微妙だわ。」
今は、肖像権の問題もあり、学校行事等の写真撮影、搭載等に親の承諾をもらっているのだ。
「問題は、写真のこの子が主張のキーパーソンになっていることよね。」
「友達との会話に夢中で笑いながら社会の縮図に呑み込まれていく。」
「女狐は作品展に行ってるってことよね。」
「確かに個人が特定されるわよね。」
「さながら、奥様連中で気取って作品展に行って、『うちの学生なのよ』なんて自慢したら、我が子のマイナスイメージに恥をかいたってところじゃないの。」
「その壊された肖像権をどうにかしろって言われてもね。」
「女狐の対応には明日から私ともう1人…」
「はい、私よね。」
先ほど、ヤクザ発言をしたおとなしい先輩が返事をする。
「そう、二人も加わりますから。」
「どうやって。」
顧問の質問に、
「あなたと一緒に入って、部活の責任者として紹介して。」
「掲載可能なら切り札だね。」
顧問が嬉しそうに会議に混ざる。
「切り札まではいかないわ。写真は校外に出てるし、部活の個人的な撮影は学校行事と言えるか微妙だわ。」
今は、肖像権の問題もあり、学校行事等の写真撮影、搭載等に親の承諾をもらっているのだ。
「問題は、写真のこの子が主張のキーパーソンになっていることよね。」
「友達との会話に夢中で笑いながら社会の縮図に呑み込まれていく。」
「女狐は作品展に行ってるってことよね。」
「確かに個人が特定されるわよね。」
「さながら、奥様連中で気取って作品展に行って、『うちの学生なのよ』なんて自慢したら、我が子のマイナスイメージに恥をかいたってところじゃないの。」
「その壊された肖像権をどうにかしろって言われてもね。」
「女狐の対応には明日から私ともう1人…」
「はい、私よね。」
先ほど、ヤクザ発言をしたおとなしい先輩が返事をする。
「そう、二人も加わりますから。」
「どうやって。」
顧問の質問に、
「あなたと一緒に入って、部活の責任者として紹介して。」