パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第37章 思わぬ障害

｢恐らくならないと思いますけどね。

ご自分の娘さんだから、大きく見えて気になるでしょうが、他人から見ていちいち気にするほどの大きさでありませんから…｣

｢そうだという保証はないじゃないの。｣

｢そうですね。｣

｢結局、埒があかないわね。そろそろ時間だから、また明日くるわ。｣

｢わかりました。でもどうしたらいいのか、一緒に考えていただけませんか？
そして、どうして欲しいのかも考えてください。｣

｢それはそっちがすることよ。｣

｢娘さんのことを思って行動されたのでしょう？
ならば一緒に考えてください。

明日もお待ちしてます。｣

｢わかったわよ。｣

女狐のヒールの足音とﾊﾞﾀﾝと乱暴に閉められたドアの音まで拾った。

｢｢ふぁあああ…｣｣

｢やっかいだね。｣

｢では、私たちはこれで…｣

｢あ、ありがとう。少しは進展したよ…｣

｢明日も来ますから。｣

｢ぜひ、お願いします。｣


たじたじの校長にも笑えた。だけど解決の糸口は見えない気がした。


｢ただいま。｣

｢お疲れ様でした。｣

｢はぁあ、凄いです。お二人とも…｣

｢金とか名誉とかの要求じゃないとはっきりさせたなんて凄い進歩です。｣