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写性 …SHASEI…
第37章 思わぬ障害
「はぁぁ…」

「やっぱり自分の都合だったのね。」

「本当にすみませんでした。」

「いいよ。ある意味あなたも被害者なんだから…」

「そうそう、君は部活動に所属していないから、もう下校時間を過ぎてるんじゃないかな?」

「は、はい。」

「じゃあ、お母様と一緒に帰ったほうがいいね。」

「は、はい。すみませんでした。」




「はぁぁ…一件落着…」

「でも、あの子何で母親がここにいると知ったんだろう。」

コンコン…

「今、…」

「私が話しました。」

事務局長が覗きこむ。

「皆さんお疲れのところですが、文化祭の準備に、部室に戻りましょう。」

「では失礼します。」



「大体ヨミどおりだったわね。」

「でも、あの子をどうやって校長室に?」

「あなたのお母さんが沙絵様を訴えるって騒いでると…
ファンクラブ会員に沙絵様ファンじゃない子はいないはずだから…」


「はぁぁ…」

「でも、部長の賞の辞退発言には驚いたわ。」

「はったりよ。それに辞退するなんてなったら新聞社が解決してくれるかなと…」

「でも、文化祭も気をつけなきゃね。」

「「「肖像権の侵害」」」


あはははっ…
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