この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第38章 羽化
片面に『Sae is Saori's daughter』
もう片面に『Sae is Yuu's daughter』と刻まれていた。


鏡を出して早速ネックレスを身につける。
嬉しさと寂しさで溢れた涙をそっと拭いて、お父様の寝室へ行った。

「おはよう、お父様…
今年はプレゼントはあったけど、サンタクロースは来なかったわ。」

「そうか、とうとう沙絵も大人になったから、来なくなっちゃったんだな。」

「そうね。お父様ありがとう。」

「どういたしまして…
沙絵、サンタクロースが何で僕にはプレゼントを置いていかないのか?って言ってたの覚えてる?」

「うん、お父様のところにも来るようにってお願いしていたわね。」

「あはは、そうだったね。
でも僕は沙絵と暮らせるだけで十分幸せだったんだ。ありがとう…」

「うん…」


お父様が快く送り出してくれる。一番のプレゼントだ。そして、お母様の娘でお父様の娘。
もちろんそれを忘れることはない。


毎年増え続けたオーナメントは、まるで実のようにツリーに鈴なりに飾られている。

今年のオーナメントは自由の女神だったのだ。
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ