この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第40章 薔薇の絵
「いずみさん、どうして逃げ出そうとしたの?」

沙絵がいずみの頭を撫でて優しく話しかけた。

「痛いことはしていないじゃない。」

背中も撫でている。

「二人で気持ちよくなってたじゃない。」

優しく、撫でながら、穏やかな声で話している。

「私のペットが嫌だったの?
ならリードは外すから、でもね、首輪だけはして欲しいの。
貴女のために子供の時に用意していたものなの。」


コロの為にと急遽ネットで買わされた首輪が、いずみの為に用意したものだったとわかった。
歪んではいるが、いずみの存在を認め、プレゼントしようとしていたのだろう。

二人を見守っていると、

「ごめんなさい。」

その言葉はほぼ同時に二人の口から放たれた。

沙絵がいずみの肩を掴みゆっくりと起こす。

沙絵もいずみも涙を浮かべていた。

「まだ、あまり多くは話せないけど、私、いずみさんのこと嫌いじゃないのよ。」

沙絵がいずみの涙を拭う。

ようやく心の内を語り始めた沙絵を黙ってみていた。

そう、会話でわかり合えるはず、
8年かけて、二人きりの世界から君は外の世界を知ったのだから…
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ