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写性 …SHASEI…
第41章 蜘蛛
「いずみさんも…イカセて…あげる。」

私たちを見ているいずみさんが可哀想に思えた。


荒い呼吸のままで、お父様が持っていた鞭を奪いそれをいずみさんに放つ。


っピッシーィン…

ヒグッ…

プシュウウウ

重力に反抗して、潮が高く上がりいずみさんは気絶した。


「凄いわ。天井に届きそうな噴水ね。
お父様、綺麗ね。」

「沙絵、こんなことを続けて楽しいか?」

僕は沙絵と意識して抱いた。欲のせいもあるが、アメリカに行くのに必要と言われて、応えようと思ったからだ。

でも、いずみに欲情した勢いを沙絵に向けて、沙絵はそれでいいのだろうか。

「ええ、楽しいわ。」

「身代わりで抱かれても満たされないだろう。」

「お父様という男を知ってから卒業したいのよ。」

「いずみに憎まれたままでいいのか?」

「その方が力になるわ。」

「相変わらずひねくれたヤツだな。」

「いいじゃない。私の好きに生きるんだから、ご飯の支度するわよ。」


お父様が言いたいこともわかる。でも、どうしてもお父様を知っておきたい。

いずみさんを介することで、自分への愛は男女のものでないとも気づく。

それでもsexは気持ちいい。やはり愛なんてないんじゃないか…
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