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写性 …SHASEI…
第43章 卒業記念
カーテンを開けようとソファーから立ち上がる。

ツツゥー

あっ…先生の出されたものがナカを伝う。好きな人を受け入れた証、これは女の幸せだと思った。

沙絵さんの命令を振り返ってみても、脈略があっただろうか…

初日は筆、二日目三日目はディルド、昨日が蕾、順をおっているようではある。

でも対する仕打ちは滅茶苦茶で後の方が楽なこともあった。

全くの気まぐれなんだろうか…

お父様をシャワーに押し込んで、いずみさんの様子を窺いに行く。

いずみさんが脱いだ下着を入れる籠に紙の筒を見つけた。

「いずみさん、この筒なぁに?」

沙絵さんが実の絵を持っていた。

「あ、子供が描いた絵なんです。お二人に見ていただきたくて…」

「私も?お父様だけじゃなくて?」

実くんが描いた絵を見て欲しい、しかも私にも、少し嬉しかった。

「沙絵さんは絵は興味はないですか?」

お父様が好きな絵、私の名前にもなってる絵、
小さい時は、白と黒の世界で塗りたい色が見つからなかったけど嫌いではない。

「名前についてるんだもの、普通の人より興味あるわよ。」

自慢気に腰に手を当てる沙絵さんが、制服姿のせいか可愛らしく思えた。

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