この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第44章 三度目の誕生
「沙絵、本当にいずみに言わなくていいのか?」

お父様が立ち上がった私の両肩に背後から手を置く。

「うん、一生の別れじゃないし、結婚式には呼んでよ。帰ってくるから。」

「そうか。」

「あっ、実くんに私のスケッチブック使ってもらおうかな。」

「早くいずみに渡しておいで…」



ワタシは一人、応接間を出た。玄関で着替え終えたころ、パタパタと音を立て沙絵さんがやってきた。


「いずみさん、これお子さんに…」

手渡されたのはスケッチブックだった。

「お父様からもらったんだけど、私は使わないから。」

「いいんですか?いただいてしまって。」

「もちろん、使わなきゃもったいないわ。」


「ありがとうございます。きっと喜びます。
では失礼します。」


珍しく見送られて屋敷をあとにした。
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ