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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
「まだ帰ればあるし…大丈夫…」

「あれ、いつ処方してもらった?」

「消費期限は過ぎてない頃だから…三年前?」

「ダメダメ、体も大きくなってるし、ちゃんと診断して、ウチを掛かり付け医にしとかないと…

今日は俺と出勤して診察。終わったらバーで日本食をたっぷり食べる。」

「わかりました。」

「僕は?」

「予約の客がいるだろう?普通に地下鉄で出勤だ。」

ジョンに言い切られたら言い返せない。今日は1日ジョンと過ごさなきゃいけないようだった。

目覚めたら、キングサイズより大きなベッドにポツリといた。

窓から見える一面の芝生。どこだろうと不安になったところに、ガウン姿のボブとジョンがやってきた。

黒い肌に白のガウンが眩しいジョンと、紺のガウンでその肌を引き立たせるボブ。

色違いのガウンを身につけて、本当に仲良しさんだと思った。

「さて、着替えるよ。」

「あの、泊めていただいたお礼に朝食をつくってもいいですか?」

「お礼はもうもらったけどね。」

「Saeの手料理食べたい。」

双子の兄たちは、子供のようにはしゃいで、年齢差を感じなかった。

「じゃあキッチンにあるもの使いますね。」
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