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写性 …SHASEI…
第47章 Rose
「Sae〜ご飯は炊いてあるから、おかずをよろしく。」

僕は着替える。ジョンは遅出のためガウン姿でふらふらしていた。

キッチンはSaeに任せて珈琲を淹れたり、ベッドメイキングをしたりと働きながら。

「Sae…足湯したらいいと思うよ。ご飯食べたらゆっくり浸かりな〜」

料理が気になるがグッと我慢した。


「ボブ〜、ジョン〜、出来たわよ〜」

ああ、なんかマムみたいだ。

二人でリビングに向かうとちゃんとした日本食の朝食がテーブルに並んでいた。

「ワァオ〜」

ジョンのオーバーリアクションはいつものこと、僕はメインの焼き魚が気になった。

「ジョン、ウチに魚なんてあったっけ?」

「そういやそうだな…」

切り身の焼き魚だ。

「冷凍庫に鮭があったわよ?」

「鮭?」

「サーモン。」

「サーモン?サーモン焼いちゃったの?」

「そうよ?」

「それ、生食できるカルパッチョ用のサーモン。」

「だめだったの?」

「い、いや…」

「生でも美味いサーモンなら焼いたら美味いだろ〜」

「そうよね。」

「う、うん…」

焼き魚にはちょっともったいないくらい良いものだったが、まあいっか…

「味噌があるからびっくりしたわ。」
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