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写性 …SHASEI…
第47章 Rose
「家でも日本食がたべたいと色々買ってくるんだけどね。
まあ上手く出来た試しがない。」

「この卵焼き美味いっ
店のと違ってふんわり甘い。」

「味噌スープが美味いよ。」

「ダシがなかったから、チキンブイヨンを少し入れたわ。」

「ダシ?」

「そう、昆布や鰹や煮干しなどでとるんだけどね。」

「Sae、こんど食材屋に一緒に行こう。それでSaeの料理を食べさせてよ。」

「いいわよ。私も日本食食べたくなるから…」

「ヤッホー」

「さ、鮭も美味しいね。」

「そりゃそうさ、キロ…ドルの…」

僕はジョンの口を塞ぐ。Saeを驚かしちゃいけない。
パーティー用に注文した特別高価なサーモンだなんて…

「大ぶりだけど味はしっかりしているわね。」

「ま、まあ…そりゃね。」

この二人といると楽しいし和む。アメリカに1人で来たとか、留学への気負いとかなく自然体で居られた。

「じゃあ、行ってくるよ。」

「「行ってらっしゃい。」」

ボブが後ろ髪を引かれながら出勤していった。

Saeにお風呂を勧めてゆっくりした。Saeの写真のファイルを見せてもらった。

花が多い中で学校と男性が気になった。

これがSaeのパパか?
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