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写性 …SHASEI…
第47章 Rose
「ボブ…」

「大学に入って、すぐに打ち解けたんだ、ジョンと。
恋人がいた時から、『どっちをとるの?』と言われるほど仲が良かった。
恋人を失って、自暴自棄になる僕を支えてくれたのはジョンだ。

互いに必要な存在。
ずっと二人で支えあって生きていこうと決めた。

それが友情でなく愛情だと気づいたのは僕だった。」

「ボブと二人で生きていく、そう決めてこの家も二人のものだし、夫婦みたいなパートナーとして生きてきた。

だけど最近歯車が狂ってしまったんだよ。」

二人はつい先程まで愛し合っていて、どこが上手くいかないのだろう。

「Sae…君だよ。僕は一目君を見た時から…恋…

「いいや、俺だ。」

「ジョン、割り込むなよ。僕が先…

「後先言うなら俺が先…

「いいや、ジョン…一緒だ。一緒でいいだろう?」

「まあ、こういった調子で、Saeのこととなったら、互いに譲れない状態だ。」

「だからSae…」

「つまりは、二人に愛されて、二人を愛するというのを受け入れてくれないか?ってこと?」

「「Yes」」

「答えは…わからない…」

「「NOじゃないんだな?」」

「いや、愛がわからないの…」
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