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写性 …SHASEI…
第49章 出産
「大丈夫、トムに電話するね。」
二人は私の両サイドにきて電話の様子を窺った。
『Sae〜気に入ってくれた?1週間後には書店に並ぶよ。その日に僕の記事も新聞になるよう手配してある。
発売楽しみだね。』
ワァオ〜
やったね。
作品が本になって出回る。まだ実感が湧かなかった。
「Sa〜e〜
ほら、トムの記事がここに載ってる。」
「あちこちの書店に置いてあったよ。ほら5冊」
「ボブ…なんで5冊も?」
「売上に貢献してるんだよな?」
「違うよ。まず1人1冊ずつと…」
包みに入った本をボブがめいめいに配ってくれる。
「パパに1冊…」
私に配られる。
「もう1冊は?」
「これ、ビニールカバーがついてるんだよね。
だから、そのまま取って置いて、もし持ってるのが色褪せてしまうほど、僕たちがおじいさん、おばあさんになった時に開ける。」
「それなら、もう2冊買おうぜ?」
「いや1冊でいいんだよ。僕たちその時も一緒にいるんだから…」
「え〜しわしわのおばあさんになってから見るの嫌だわ。」
「大丈夫だよ。Saeは可愛いいおばあさんになるんだから。」
おばあさんになっても3人で一緒にいる。そんな未来まで一緒にいてくれるんだ。
二人は私の両サイドにきて電話の様子を窺った。
『Sae〜気に入ってくれた?1週間後には書店に並ぶよ。その日に僕の記事も新聞になるよう手配してある。
発売楽しみだね。』
ワァオ〜
やったね。
作品が本になって出回る。まだ実感が湧かなかった。
「Sa〜e〜
ほら、トムの記事がここに載ってる。」
「あちこちの書店に置いてあったよ。ほら5冊」
「ボブ…なんで5冊も?」
「売上に貢献してるんだよな?」
「違うよ。まず1人1冊ずつと…」
包みに入った本をボブがめいめいに配ってくれる。
「パパに1冊…」
私に配られる。
「もう1冊は?」
「これ、ビニールカバーがついてるんだよね。
だから、そのまま取って置いて、もし持ってるのが色褪せてしまうほど、僕たちがおじいさん、おばあさんになった時に開ける。」
「それなら、もう2冊買おうぜ?」
「いや1冊でいいんだよ。僕たちその時も一緒にいるんだから…」
「え〜しわしわのおばあさんになってから見るの嫌だわ。」
「大丈夫だよ。Saeは可愛いいおばあさんになるんだから。」
おばあさんになっても3人で一緒にいる。そんな未来まで一緒にいてくれるんだ。