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写性 …SHASEI…
第49章 出産
そんな矢先、恋人が交通事故で顔にケロイドを負ったのだ。
ジョンは何より恋人を優先するようにと言って、一人で治療に向かうこともあった。
母親の裏切り、妹の死、牧師との関係という幼少期からの出来事で、ジョンは病気や傷ではなく、人格形成に問題をきたしていると診断されていた。
協力者である僕は、彼の治療に立ち会うことを絶対条件として保証人になったのだ。
カウンセラーからは、契約放棄だと言われ、一人でのカウンセリングは不可能だと言われたが、ジョンが説得し僕には恋人と共にいるようにと後押しした。
僕の恋人はモデルの卵だった。実際にモデルの仕事もし始めていたが、世界的なあのオーディションを目指していた。
申し込みをして書類選考が始まったころに起きた事故、他に後遺症が残らなかったのが奇跡なほどの大きな事故で、僕は彼女が生きていることを喜んだ。
彼女は何よりオーディションを辞退しなければならないことを気にしていた。
起き上がり歩けるようになって、彼女が一番にしたことは、皆が隠していた鏡で自分の顔を見ることだった。
売店での買い物を頼まれて、ちょっと外した時に彼女はそれを実行した。
ギャァアアアア…
ジョンは何より恋人を優先するようにと言って、一人で治療に向かうこともあった。
母親の裏切り、妹の死、牧師との関係という幼少期からの出来事で、ジョンは病気や傷ではなく、人格形成に問題をきたしていると診断されていた。
協力者である僕は、彼の治療に立ち会うことを絶対条件として保証人になったのだ。
カウンセラーからは、契約放棄だと言われ、一人でのカウンセリングは不可能だと言われたが、ジョンが説得し僕には恋人と共にいるようにと後押しした。
僕の恋人はモデルの卵だった。実際にモデルの仕事もし始めていたが、世界的なあのオーディションを目指していた。
申し込みをして書類選考が始まったころに起きた事故、他に後遺症が残らなかったのが奇跡なほどの大きな事故で、僕は彼女が生きていることを喜んだ。
彼女は何よりオーディションを辞退しなければならないことを気にしていた。
起き上がり歩けるようになって、彼女が一番にしたことは、皆が隠していた鏡で自分の顔を見ることだった。
売店での買い物を頼まれて、ちょっと外した時に彼女はそれを実行した。
ギャァアアアア…