この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第49章 出産
彼女のいる病室が壮絶としていて、部屋に彼女がいない。
緊急処置という言葉と、ベッド脇の捜索が行われているのを知った。
ナースに何が起きたのか訊いても答えられないの一点張り、胸騒ぎがした。
『すみません。この手紙の宛名あなたになってますよね?』
開封したら渡すように言われた。
『ボブへ
今までありがとう。
せっかく元通りにしてくれると言われたけど、
それじゃ夢は叶わないの。
整形も形成も同じ、生まれたままじゃないんだって、
生きる目標を見失っちゃった。
ごめんね。』
ナースに催促されて手紙を渡す。
ナースが誰かと電話で話す。
『やはり自殺未遂です。胃洗浄を…』
「彼女はどこに?」
オペ室の場所を聞き、急いで向かった。
走る間、彼女の手紙の内容が彼女の声で聞こえてきた。
(夢が叶わない?)
(生きる目標がない?)
別にモデル以外の生き方だって沢山ある。
僕は君が生きていてくれないと困る。
助かってくれっ…
オペ室に着き彼女の名前を叫ぶ。
「生きてくれ…僕と一緒に…」
声が届いたのかオペ中のランプが消えた。
あの大事故でも死ななかった君だ。
緊急処置という言葉と、ベッド脇の捜索が行われているのを知った。
ナースに何が起きたのか訊いても答えられないの一点張り、胸騒ぎがした。
『すみません。この手紙の宛名あなたになってますよね?』
開封したら渡すように言われた。
『ボブへ
今までありがとう。
せっかく元通りにしてくれると言われたけど、
それじゃ夢は叶わないの。
整形も形成も同じ、生まれたままじゃないんだって、
生きる目標を見失っちゃった。
ごめんね。』
ナースに催促されて手紙を渡す。
ナースが誰かと電話で話す。
『やはり自殺未遂です。胃洗浄を…』
「彼女はどこに?」
オペ室の場所を聞き、急いで向かった。
走る間、彼女の手紙の内容が彼女の声で聞こえてきた。
(夢が叶わない?)
(生きる目標がない?)
別にモデル以外の生き方だって沢山ある。
僕は君が生きていてくれないと困る。
助かってくれっ…
オペ室に着き彼女の名前を叫ぶ。
「生きてくれ…僕と一緒に…」
声が届いたのかオペ中のランプが消えた。
あの大事故でも死ななかった君だ。