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写性 …SHASEI…
第49章 出産
ジョンとボブとの関係をどうしていくか…
そんなことを考える間もなく事態が先行していった。
語学スクールの生徒や、バイト先でも、写真集の話が出る。
また、出版社宛に届くファンレターは安全を確認したあと転送してもらうのだが、日に日に分量が増え、郵便ポストが満杯になる。
そのうち、ポストに入らなくなり、午前と午後の配達の度に玄関まで届けられ、グレン夫妻が受け取るようになってきた。
バイト先でも、馴染みの客が噂を広め、毎日レストランは盛況を活していた。
カウンター回りは三人までの客に限定し、私と話すことを目的とした客は案内しないようにした。
夜は、ジョンとボブが来れない時はシフトを外し、二人が必ず送ってくれた。
それでも、スクールからレストランまで話しかけてくる人もいた。
「Sae、僕たちと一緒に暮らさないか?」
「アトリエもうちに造ればいい。
一人で街中を歩いてて、アトリエについて来られたら。大変だからね。」
「一緒に住めば、守っていけるから。」
大袈裟だと思っていたけど、実際にスクールを出てからレストランまで着いて来られ、アトリエに行けないことがあったのだ。
「元々僕たちはSaeと一緒に暮らしたいし。ね?考えて。」
そんなことを考える間もなく事態が先行していった。
語学スクールの生徒や、バイト先でも、写真集の話が出る。
また、出版社宛に届くファンレターは安全を確認したあと転送してもらうのだが、日に日に分量が増え、郵便ポストが満杯になる。
そのうち、ポストに入らなくなり、午前と午後の配達の度に玄関まで届けられ、グレン夫妻が受け取るようになってきた。
バイト先でも、馴染みの客が噂を広め、毎日レストランは盛況を活していた。
カウンター回りは三人までの客に限定し、私と話すことを目的とした客は案内しないようにした。
夜は、ジョンとボブが来れない時はシフトを外し、二人が必ず送ってくれた。
それでも、スクールからレストランまで話しかけてくる人もいた。
「Sae、僕たちと一緒に暮らさないか?」
「アトリエもうちに造ればいい。
一人で街中を歩いてて、アトリエについて来られたら。大変だからね。」
「一緒に住めば、守っていけるから。」
大袈裟だと思っていたけど、実際にスクールを出てからレストランまで着いて来られ、アトリエに行けないことがあったのだ。
「元々僕たちはSaeと一緒に暮らしたいし。ね?考えて。」