パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第49章 出産

お父様には、しっかりと独り立ちできるまで、成功するまで連絡しないと言ってある。

それは、アメリカに行くと決めた自分へのけじめだし、お父様が心配して何でも助けてくれそうだし、
しまいには、帰って来るように言われそうだから…

まだ学校も始まっていないのに手紙なんて…
でもステイ先を出てしまうこと、きっかけとなった写真集のこと、
一緒に住むボブとジョンのことを話さなければならない。

それでも手紙を書くのは照れくさい。

手っ取り早く写真集を見てもらい、最後のページに手紙を挟もう。

ヌード写真であることと、タトゥーのことは怒り出しそうだ。

そうだ。いずみさんと一緒に見てもらおう。
帰って来いと言われないように、いずみさんにいて貰おう。

お父様宛の手紙はいずみさんと一緒に見るようにと簡単なものにして、
いずみさん宛の手紙に伝えなければならないことを書くことにした。



『いずみさん
お父様のお守りありがとう。

普段静かなお父様が怒っているのを慌てふためいて宥める貴女の姿が浮かびます。

今は語学のレッスンとバイトと忙しい毎日ですが、その合間に今回の写真集を出版することになりました。