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写性 …SHASEI…
第50章 出発
「ねぇ、写真の次のテーマのことだけど…」
「いいよ」
「俺たちを撮るんだろ?」
「いや僕たちの愛を形にする。でしょ?」
「いいの?仕事とか生活に影響でないかしら…」
「元々俺たちはカップルだと公言してるし、職場でも地域でも、
そこにSaeが加わっただけだよ。」
「そう?」
「ああ、大丈夫だよ。ただ焦ることはない。
これと思うものが集まるまで、撮りたいと思うものがあればシャッターを切ればいい。」
「そうだね。」
「ありがとう。」
「いや、俺たちのスタイルが形になるいい記念だよ。」
大きなバスタブにゆったり浸かりながら話した。
二人に不満や不足があるわけではない。
お父様と暮らし始めた時のように、基盤が出来上がった二人の生活に溶け込むようにして迎え入れられ、安定し過ぎて不安になる。
このままでいいのか、甘えた駄目な人間になってしまうのではないか、写真に対しても…と、焦燥感にかられるのだ。
「あの、写真集が届いたらお父様から電話がくるかも…」
「大丈夫だよ。きちんと話すから、」
ほら、何も出来ない人になってしまいそうだ。
「ありがとう。」
「Sae、遠慮することはないよ。愛してるから一緒にいたい。
一緒にいるなら、楽しく暮らしたい。」
「いいよ」
「俺たちを撮るんだろ?」
「いや僕たちの愛を形にする。でしょ?」
「いいの?仕事とか生活に影響でないかしら…」
「元々俺たちはカップルだと公言してるし、職場でも地域でも、
そこにSaeが加わっただけだよ。」
「そう?」
「ああ、大丈夫だよ。ただ焦ることはない。
これと思うものが集まるまで、撮りたいと思うものがあればシャッターを切ればいい。」
「そうだね。」
「ありがとう。」
「いや、俺たちのスタイルが形になるいい記念だよ。」
大きなバスタブにゆったり浸かりながら話した。
二人に不満や不足があるわけではない。
お父様と暮らし始めた時のように、基盤が出来上がった二人の生活に溶け込むようにして迎え入れられ、安定し過ぎて不安になる。
このままでいいのか、甘えた駄目な人間になってしまうのではないか、写真に対しても…と、焦燥感にかられるのだ。
「あの、写真集が届いたらお父様から電話がくるかも…」
「大丈夫だよ。きちんと話すから、」
ほら、何も出来ない人になってしまいそうだ。
「ありがとう。」
「Sae、遠慮することはないよ。愛してるから一緒にいたい。
一緒にいるなら、楽しく暮らしたい。」