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写性 …SHASEI…
第8章 写性
「お父様…」

呼ばれて振り向くと、沙絵に抱き着かれてキスされる。

チュッ…クチュ…

小さな舌が入り込んできて僕の舌を探る。

ズクン…

沙絵が主導的に動いてくるとは予想外で、自身はすぐに反応し始めた。

帯を解かれ着物を開かれる。勃ち上がる自身を見つめる沙絵の瞳は妖しく光っていた。

姿は五歳の可愛らしい少女なのに、中身は大人の女性の妖艶さ…

そのアンバランスな美しさを紙に留めていく。

ほんのりと甘い花の香りが漂う感じがした。

根元を握られ、舌で愛撫される。

はぁ…気持ちいいよ…沙絵…

「お父様は絵に集中してて…」

うぅっ…

返事が怪しい声になる。

沙絵の輪郭を墨で留めていった。

鈴口から蜜が溢れてくると、沙絵は人差し指で掬いあげる。

イヤらしい糸が繋がる様子を、面白がって見ている。

きっと沙絵もサディストだ。言動を見ていて感じる。
そして、僕の顔を覗き込みながら、舌を伸ばして鈴口から、先端部分を舐め回された。

ピチャピチャとイヤらしい音を立てながら、美味しそうに舐める姿を描き留める。

快感に堪えながら、作業を進めるのは苦痛でもあった。
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