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写性 …SHASEI…
第8章 写性
「沙絵、その…口を離してくれないと、困るよ…

飲んでしまったの?」

「うん、だってお父様から出たものだから…」

「だめだよ。」

「どうして?」

「汚いから」

「お父様は汚くないよ。」

「そうじゃなくて…

おいで…」

ソファーに座り沙絵を呼ぶ。ピョンと椅子から飛び降りて駆け寄る沙絵を抱き上げて膝の上に座らせた。

「沙絵、お腹が痛くなったら困るでしょう?だから…飲んじゃだめだよ。いいね?」

「う…ん」

「今度は沙絵が気持ちよくなる番ね。」

「いい。」

「どうして?」

「沙織って呼んで?」

「沙絵は沙絵でしょ?」

「私を沙織を愛して、大人として愛して?
そうじゃなくちゃ、いらない。」


「沙絵は沙絵として愛してるよ。気持ちいいのはいらない?」

「うん、もういっぱいズクリってなって気持ち良かったから…」

「ズクリって?」

「お父様の苦しそうな顔や声を聞くと、ここがズクリってなるの。」

沙絵が心臓の辺りを指す。

「さっきいっぱいズクリがきたから、もういっぱい気持ち良かったの。もう大丈夫。」

やっぱり、沙絵もサディストなんだ。攻めて苦しむ姿をみて快感に思うんだ。

仕返してたっぷり良くするのを諦めた。
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