この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第9章 朝顔
屋敷の庭は季節ごとの花が門の桜から始まり玄関まで順番に咲くように植えられている。

前の持ち主が庭に凝っていたようで、庭木に合わせて同じ頃に咲く花が植えられている。

しかし何故かサルスベリの下には花が植えられてなかった。

夏、8月…

朝顔か…

毎年植えないと咲かないから、空き家の間に絶えてしまったのかもしれない。

朝顔を注文する。サルスベリが赤か白か分からなかったので、葵の涼しげな色にした。

春先に沙絵と種まきをして、育ててきた朝顔が蔓を伸ばして花を持つ。

朝顔の方が先に花開きそうだ。

「お父様、朝顔が咲いたよ。」

水やりの仕事を任せていた沙絵が、キッチンまで来て教えてくれた。

「じゃあ、今日は庭で朝顔を描こうかな。」

「私は野菜の虫取りをする。」

野菜に付く虫を割りばしで取って潰す。
嫌がるかと思ったが沙絵は喜んでやるのだ。


食事を終えて、すぐに庭に出る。
萎む前に、生き生きした朝顔を描き留めたい。

「お父様、裏に行ってきます。」

「はい、行ってらっしゃい。」

ちょっと離れるだけの事をお出かけとはしゃぐ沙絵、外に出さないから仕方ない。
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ