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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
「あ――最高!」
ヒロヤがメンバー達とハイタッチを交わして、他のバンドの人間とも次々と手をパチパチ叩き合う。
俺は、その時ヒメがモップでステージを拭いているのを見て、近付こうとしたが、
「はいっ君も!」
と、ヒロヤが満面の笑みを向けて両手を挙げてきて視界を遮られてしまう。
無言で居たら、ヒロヤは苦笑いして手を引っ込めた。
「翔大~
最後なんだから、もう少し打ち解けてくれよ~
寂しいじゃん」
「ノリが悪くてすいません」
「うぁっ……
そんな真面目に返さなくても……
打ち上げ来るんだろ?
今夜は楽しくやろうぜ……ユミと、ほら、あの子も来るんだろ?」
ヒロヤはヒメの後ろ姿を指差す。

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