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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?




自慢ではないが、俺はどんなに飲んでも吐き気を催した事も潰れた事もない。

精神状態も変わらない。
飲むと多少身体が暖まる位だ。


だからヒロヤに負けるわけがない。




ヒロヤは飲み始めて三十分もしない内に目が据わり、呂律も怪しくなってきていたが、どうしても俺を負かせたいらしくムキになって飲み続けていた。



「お――い……ヒメ――!酒」



ヒメは無言でグラスを二つ持ってきたが、飲んで水だと分かるとヒロヤは激昂した。



「おい!誰が水を持って来いって言ったよ!
酒だよ酒!」



「ヒロヤ君……もう止めた方が」



ジャム店長が穏やかに言うが、ヒロヤは収まらない。



ヒメは怯まずにキッパリ言った。



「もう飲んだら駄目です。デビューを控えてるんですよね?喉を大切にして下さい」


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