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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第5章 美少女は名監督?
「このチームの中心は誰かってことさ」
「そんなの決まってる。ヒデだ」
「違う。実力で言えば確かにそうだけど、そうじゃない」
「…どういうこと?」
「何でヒデは左サイドを重点的に使うんだ? 速攻が身上のチームが早さを封じされたらどうするんだ?」
「それは…」
「オカのスピードに攻撃を任せるのは、いざという勝負所でキャプテンに決定的な仕事をしてもらうためだ。スピードを封じられても、どんな状況でもキャプテンがいれば攻撃が手詰まりにならずにすむからだ。
ヒデはキャプテンの突破力にこそ、チームの運命を託したんじゃないのか?」
「…」
「自分のこと何にも分ってないんだな」
再びビールを手に取り、喉を鳴らして一口。白い喉が上下に動く。
窓を全開にしてタバコにも火を付ける。吹き込む風は湿気を含み生暖かい。
「キャプテンは攻撃に変化を付けられる。一人で攻撃の色を変えられるんだ。
だから利き足である左足をより効果的に使えるように、そして少しでもマークが集中しないように右サイドに置いたんじゃないか。そのために相手に左サイドを見せ続けてるんじゃないのか」
「…」
「最後の仕事を託すために、ヒデが中央でずっとマークを引き付けてるんじゃないのか?」
「…!」
「このチームの要はキャプテンだ。武北戦で十分証明されたろ?
ヒデだってキャプテンを頼りにしてるんだ。このチームのいちばん根っこを支えてるのはヒデじゃなくて、キャプテン、あんただよ」
そこまで一気に話きり、大きく吸い込んだ煙を吐き出すと空になったビールの缶にタバコを落とし込んだ。
「だからよ」
いつもの「ニヤリ笑い」に戻って池内が俺に顔を近付けてきた。
タバコの臭いに混じってシャンプーの香り。そして熱帯夜のせいでほんの少しの汗の匂い。池内の体の匂い。
「紅白戦のたびに腑抜けになられたら困るんだよ」
「ちょ、池内、何を…」
「いいから。こないだん時も言ったろ。任せとけって」
床に座る俺の足の間に池内は顔を寄せ、スルリと俺のハーフパンツを下ろす。
すでに大きく上を向いている俺のものを、池内は悪戯っぽく笑って見て、そして大きく口を開けた。
「そんなの決まってる。ヒデだ」
「違う。実力で言えば確かにそうだけど、そうじゃない」
「…どういうこと?」
「何でヒデは左サイドを重点的に使うんだ? 速攻が身上のチームが早さを封じされたらどうするんだ?」
「それは…」
「オカのスピードに攻撃を任せるのは、いざという勝負所でキャプテンに決定的な仕事をしてもらうためだ。スピードを封じられても、どんな状況でもキャプテンがいれば攻撃が手詰まりにならずにすむからだ。
ヒデはキャプテンの突破力にこそ、チームの運命を託したんじゃないのか?」
「…」
「自分のこと何にも分ってないんだな」
再びビールを手に取り、喉を鳴らして一口。白い喉が上下に動く。
窓を全開にしてタバコにも火を付ける。吹き込む風は湿気を含み生暖かい。
「キャプテンは攻撃に変化を付けられる。一人で攻撃の色を変えられるんだ。
だから利き足である左足をより効果的に使えるように、そして少しでもマークが集中しないように右サイドに置いたんじゃないか。そのために相手に左サイドを見せ続けてるんじゃないのか」
「…」
「最後の仕事を託すために、ヒデが中央でずっとマークを引き付けてるんじゃないのか?」
「…!」
「このチームの要はキャプテンだ。武北戦で十分証明されたろ?
ヒデだってキャプテンを頼りにしてるんだ。このチームのいちばん根っこを支えてるのはヒデじゃなくて、キャプテン、あんただよ」
そこまで一気に話きり、大きく吸い込んだ煙を吐き出すと空になったビールの缶にタバコを落とし込んだ。
「だからよ」
いつもの「ニヤリ笑い」に戻って池内が俺に顔を近付けてきた。
タバコの臭いに混じってシャンプーの香り。そして熱帯夜のせいでほんの少しの汗の匂い。池内の体の匂い。
「紅白戦のたびに腑抜けになられたら困るんだよ」
「ちょ、池内、何を…」
「いいから。こないだん時も言ったろ。任せとけって」
床に座る俺の足の間に池内は顔を寄せ、スルリと俺のハーフパンツを下ろす。
すでに大きく上を向いている俺のものを、池内は悪戯っぽく笑って見て、そして大きく口を開けた。