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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第6章 少女達の気持ち
 その日、ヒデは実家のお父さんとお母さんが遊びに来ていて、満腹亭に食事をしに来なかった。
 本当なら実家に帰ってもいいのに、ヒデは夏休みも里帰りをせずにサッカー部に全力を注いでくれた。
 だから会社勤めのお父さんの遅い夏休みにあわせて、両親が訪ねてきてくれたんだ。

 ヒデの両親はもちろん、息子の転校の理由を知っている。

 だからヒデがサッカー部の仲間と楽しくやっている姿を見て安心したみたい。
 部活の後、三人並んで食事に向かう後姿は平和な家族そのものって感じだったよ。

 今日はヒデもいないし早く帰ろうと思っていたら、美緒ちゃんが声をかけてきた。

「キャプテン、今日またDVD借りに行ってもいいですか?」

 美緒ちゃんの言うDVDとは、もちろんエッチなやつじゃない。
 トッティやデル・ピエロが活躍していた頃のイタリア代表の試合のDVDだ。

 「カテナチオ」と呼ばれる鉄壁の守備からの素早いカウンターを武器に世界トップレベルのチームとして君臨していた。
 カウンターを抑えられても世界最高峰の攻撃陣が相手の守備を崩していた。

 秋高が目指すスタイルによく似ていた。

 今はポゼッションサッカー全盛期と言われる。
 長短のパスを駆使してボールポゼッション、つまり「ボール支配率」を上げ、攻撃の時間を増やして相手を圧倒するサッカーだ。

 秋高の目指す「カウンターサッカー」は、もしかしたら時代に逆行するものなのかもしれない。
 もちろん、試合中ずっとカウンターだけで攻められるわけではない。どこかでパスを回して、もしくは個人の力で相手のブロックを崩さなければならない展開にも必ずなる。

 イタリア代表はカウンターを柱にしながらも、正攻法での攻撃も出来るチームだった。
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