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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第1章 弱小サッカー部
練習後、珍しく顧問の松木先生が顔を出した。
「思ったよりたくさん入ったな」
新入部員の挨拶を受け、機嫌よさそうに先生は頷いた。
サッカーに関しては素人で役立たずでも、俺達をいろいろ気にかけてくれている。これは後で知ったことだが、昨日の俺の家での歓迎会、ずいぶんと安い値段で親が収めてくれたけど、それを知った先生はわざわざ菓子折りを持って店を訪ねてくれたらしい。
「お、女子まで」
「はい、マネージャーの加藤美緒です! よろしくお願いします!」
ペコリ、と頭を下げる美緒ちゃん。松木先生が細い目を見開く。
まさか先生、ロリコンじゃないよな…?
そんな失礼なことを考えていたら、次は中井君に目を留めた。
「おや、君は転校生の」
「中井です」
「うん。そうかサッカー部に入ったか。頑張りなさい。
あー、今日来たのはちょっとした注意があるんだ」
「注意ですか?」
「うん。ああ。お前達が何かしたってわけじゃないぞ。
最近、学校の近くに痴漢が出るそうだ。女子も入ったことだし、練習後は十分注意して帰宅するように」
「思ったよりたくさん入ったな」
新入部員の挨拶を受け、機嫌よさそうに先生は頷いた。
サッカーに関しては素人で役立たずでも、俺達をいろいろ気にかけてくれている。これは後で知ったことだが、昨日の俺の家での歓迎会、ずいぶんと安い値段で親が収めてくれたけど、それを知った先生はわざわざ菓子折りを持って店を訪ねてくれたらしい。
「お、女子まで」
「はい、マネージャーの加藤美緒です! よろしくお願いします!」
ペコリ、と頭を下げる美緒ちゃん。松木先生が細い目を見開く。
まさか先生、ロリコンじゃないよな…?
そんな失礼なことを考えていたら、次は中井君に目を留めた。
「おや、君は転校生の」
「中井です」
「うん。そうかサッカー部に入ったか。頑張りなさい。
あー、今日来たのはちょっとした注意があるんだ」
「注意ですか?」
「うん。ああ。お前達が何かしたってわけじゃないぞ。
最近、学校の近くに痴漢が出るそうだ。女子も入ったことだし、練習後は十分注意して帰宅するように」