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第1章 弱小サッカー部

　もう春とはいえ、まだ日が落ちるのは早い。薄暗い道を一人の少女が歩いている。
　小柄で細い体。高校の制服のブラウスにカーディガンを重ね、女子高生らしくスカートは短い。
　歩くリズムに合わせてポニーテールが左右に揺れている。

　手にはサッカーの雑誌。薄暗い中で目を凝らすようにその雑誌を読みながら歩いている。
　少女は最近サッカー部のマネージャーになった。夢中で読んでいるのはキャプテンから借りた『サッカーハイライト』という雑誌の最新号。他にもサッカー関係の本が彼女の鞄に数冊入っている。

　少しでもサッカーに詳しくなりたい。帰宅時間を惜しんで勉強をする、そんな彼女の背後にそっと忍び寄る男の影。
　暗がりから暗がりへ、影から影へ。そうやってずっと少女の後をつけている。
　少女は雑誌に夢中で男の気配に全く気付いていない。

　少女が角を曲がった。古びたコンテナが並ぶレンタル倉庫。そこの灯りが小さく道路を照らす。
　倉庫の裏は茶畑。向かいは駐車場。まるっきり人気のない場所だった。

　男が走り出す。振り向いた少女にいきなり抱きついた。

「いや…何！？」

　叫び声を上げた少女の口を塞ぎ、コンテナの陰へと連れ込む。
　抵抗する少女をコンテナに押し付け、スカートの裾を捲りあげる。

「やめ…いやぁっ！」

　男の手に覆われてくぐもった悲鳴を上げるも、広い茶畑に人気のない駐車場。少女の悲痛な叫び声は誰の耳にも届かなかった。

　抵抗する少女の腕が強く捕まれ、手から雑誌が落ちた。

　短いスカートから細く白い足が露になり、さらに純白の下着が覗く。街灯を反射してそれはさらに白く光って見える。

　白い下着に包まれた小さな尻が強く揉まれた。
　華奢で子供っぽい体付きだが、女としての柔らかさはちゃんと持っている。