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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第2章 サッカー部快進撃! からの…
待望の瞬間はあっさりやってきた。
六月。全国高校総合体育大会。通称、夏のインターハイ。
その埼玉県西部支部予選一回戦。
秋津高校VS新座高校。
我が秋高サッカー部は二年目にして初めて勝利のホイッスルを聞いた。
四-〇。圧勝だった。
相手は進学校で正直うちとどっこいどっこいの弱小校ではある。しかもうちにはエースの中井君がいる。
中井君がいる限り、勝って当然の相手だった。というか正直、中井君一人の力で勝った、と言ってもいいくらいだ。
試合開始早々、中井君が一人でドリブル突破。そしてFWヤスへのアシスト。まず一点。
十分後には俺とのワンツーパスで敵陣を切り裂き、強烈なミドルシュートで二点目。
前半終了間際の三十八分にはフリーキックを直接叩き込んだ。
ドリブルとパスで相手を翻弄し、たまらなくなった相手がファールで止めるとフリーキックをズドン。
前半は中井君ショーだった。
ハーフタイムで中井君は交代。
後半。代わって入ったイソから逆サイドのヤマへのロングパス。右サイドでボールを受けたヤマが中央に折り返し、空中戦に競り勝ったヤスがヘディングで追加点。
後半こそ一点しか取れなかったが、それでも中井君なしで俺たちの力だけで取った一点だ。
前半での三失点で相手がやる気を失くしていたのはある。進学校だから運動部があまり強くないというのもある。
それでも勝利。初勝利。
俺達は浮かれた気分のまま『満腹亭』へと雪崩れ込んだ。
六月。全国高校総合体育大会。通称、夏のインターハイ。
その埼玉県西部支部予選一回戦。
秋津高校VS新座高校。
我が秋高サッカー部は二年目にして初めて勝利のホイッスルを聞いた。
四-〇。圧勝だった。
相手は進学校で正直うちとどっこいどっこいの弱小校ではある。しかもうちにはエースの中井君がいる。
中井君がいる限り、勝って当然の相手だった。というか正直、中井君一人の力で勝った、と言ってもいいくらいだ。
試合開始早々、中井君が一人でドリブル突破。そしてFWヤスへのアシスト。まず一点。
十分後には俺とのワンツーパスで敵陣を切り裂き、強烈なミドルシュートで二点目。
前半終了間際の三十八分にはフリーキックを直接叩き込んだ。
ドリブルとパスで相手を翻弄し、たまらなくなった相手がファールで止めるとフリーキックをズドン。
前半は中井君ショーだった。
ハーフタイムで中井君は交代。
後半。代わって入ったイソから逆サイドのヤマへのロングパス。右サイドでボールを受けたヤマが中央に折り返し、空中戦に競り勝ったヤスがヘディングで追加点。
後半こそ一点しか取れなかったが、それでも中井君なしで俺たちの力だけで取った一点だ。
前半での三失点で相手がやる気を失くしていたのはある。進学校だから運動部があまり強くないというのもある。
それでも勝利。初勝利。
俺達は浮かれた気分のまま『満腹亭』へと雪崩れ込んだ。