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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第3章 蘇れ、サッカー部!
「実はサッカー部にマネージャーを紹介しようと思ってな」
「マネージャー?」
真っ先に反応したのは、マネージャーの美緒ちゃん。
「うん、池内、前に出なさい」
言われてブスっとした表情のまま、女子生徒が進み出る。
「あ…池内」
二年生部員の井口が声を上げる。
「二年生の池内里奈だ。今日からサッカー部のマネージャーをしてもらう。ウチのサッカー部も全国大会へ後一歩と言うところまで迫ったんだ。これからはマネージャーも一人じゃ大変だろうから、加藤さんと二人でサッカー部を支えていってほしい」
松木先生はそういうと俺だけ手招きして部室の外へと連れ出した。
「…何すか?」
「実はな、池内の件は校長からの指示なんだ」
「校長のって…何で?」
「うん…」
池内里奈。
女子にしては高い身長と、女子にしても大きな胸。
長く伸ばした髪を明るい茶色に染め、耳にはピアス。
制服のスカートが短い女子高生の中でもさらに短い。そこから形のいい太ももがスラリと伸びている。
池内は不良少女だった。
ただし、飛び切りの美少女。
秋高には数少ない不良生徒だから浮いてしまって近寄りがたい存在ではあるものの、学校非公認、ついでに言えば女子には大不評の校内美少女ランキングでは去年の一位に輝いている。
授業をサボるのは当たり前。鞄にタバコを隠し、酒も飲めば夜遊びもする。
そんな彼女に手を焼いた学校は、少しでも更生すればと、最近良くも悪くも話題のサッカー部に押し付けてきたんだ。
「青春の汗に触れ、少しでも健全な学校生活を送ってほしい」
「うわ、何すか、そのセリフ」
「校長の言葉だよ。そう言われて断れると思うか?」
「いや、それは先生の問題で俺達関係ないし」
「そう言わないでくれよ。ああ、それから練習試合の申し込みがあった。来週の土曜日に相手校がこっちに来てくれるそうだ」
「練習試合!?」
「うん。お前達がいい成績出したからだぞ。顧問としても嬉しいよ」
何だか上手く話を逸らされた気がしたけど、言うだけ言って松木先生は背中を向けて去っていった。
…ああ、つまり「池内のことは任せたから」ってことね。
「マネージャー?」
真っ先に反応したのは、マネージャーの美緒ちゃん。
「うん、池内、前に出なさい」
言われてブスっとした表情のまま、女子生徒が進み出る。
「あ…池内」
二年生部員の井口が声を上げる。
「二年生の池内里奈だ。今日からサッカー部のマネージャーをしてもらう。ウチのサッカー部も全国大会へ後一歩と言うところまで迫ったんだ。これからはマネージャーも一人じゃ大変だろうから、加藤さんと二人でサッカー部を支えていってほしい」
松木先生はそういうと俺だけ手招きして部室の外へと連れ出した。
「…何すか?」
「実はな、池内の件は校長からの指示なんだ」
「校長のって…何で?」
「うん…」
池内里奈。
女子にしては高い身長と、女子にしても大きな胸。
長く伸ばした髪を明るい茶色に染め、耳にはピアス。
制服のスカートが短い女子高生の中でもさらに短い。そこから形のいい太ももがスラリと伸びている。
池内は不良少女だった。
ただし、飛び切りの美少女。
秋高には数少ない不良生徒だから浮いてしまって近寄りがたい存在ではあるものの、学校非公認、ついでに言えば女子には大不評の校内美少女ランキングでは去年の一位に輝いている。
授業をサボるのは当たり前。鞄にタバコを隠し、酒も飲めば夜遊びもする。
そんな彼女に手を焼いた学校は、少しでも更生すればと、最近良くも悪くも話題のサッカー部に押し付けてきたんだ。
「青春の汗に触れ、少しでも健全な学校生活を送ってほしい」
「うわ、何すか、そのセリフ」
「校長の言葉だよ。そう言われて断れると思うか?」
「いや、それは先生の問題で俺達関係ないし」
「そう言わないでくれよ。ああ、それから練習試合の申し込みがあった。来週の土曜日に相手校がこっちに来てくれるそうだ」
「練習試合!?」
「うん。お前達がいい成績出したからだぞ。顧問としても嬉しいよ」
何だか上手く話を逸らされた気がしたけど、言うだけ言って松木先生は背中を向けて去っていった。
…ああ、つまり「池内のことは任せたから」ってことね。