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私の可愛い変態ペット
第1章 放課後音楽室
あの日の記憶。
「暗いんだよっ」
私はクラスのあるグループのリーダーだった。
「何か言えよ、白川」
私は床に倒れた彼の身体を踏み付ける。
沢山の取り巻きを引き連れて、一人の生徒を取り囲んでいた。
真ん中にいたのは白川透。
クラスでも存在感の薄い男子だった。
「怖くて何も言えないんでしょ?弱虫っ」
今から思えばなんて横暴だ。
放課後の音楽室に呼び出しておいて、いきなり地味だの暗いだのと…。
本当はそんな事言うはずじゃ無かったのに。
「見てみて柚葉、白川泣いてるんですけどー」
「マジうける」
取り巻きたちに言われて、正直私は戸惑った。
「なっ…何泣いてんだよ」
こんなはずじゃ無かったのに…。
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