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私の可愛い変態ペット
第3章 監禁理科準備室

「中のはもう少し太い方がカメラ映えするわね…」
「じゃあね…」
千草の言葉に考え込むように辺りを見回して、馨が手に取ったのは何かの薬品の小瓶だ。
薬品名のラベルは無いけれど、医薬用外劇物のシールが貼ってある。
「あ…あなた達…、それ……」
ガクガクと明日香の身体が震える。
中身が何の劇物か知らないが、劇物と言うだけで真っ先に皮膚を溶かす恐ろしい映像が浮かぶ。
劇物の扱いは慎重にされているだろうけれど…。
ほんの少しでも瓶のまわりに中身がこぼれて付着していたら、入れられた時点で液体が希釈された時の熱が発生し皮膚は焼け爛れる。
それが劇物指定の有るものだと気付いていないのだろうか?
馨もあっさりと素手でそれを掴んでいる。
「い…嫌っ、やめなさいよ。あなた達それが何か分かっているのっ?」
「分かっていますよ…?さっきの試験管よりもふたまわりくらい大きいですかね?」
そうじゃない。
分かっていない。
その小瓶の危険さが分かっていない。
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