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第1章 闇の炉ビデオ 製作に至るまでの経緯

順調な過激な炉ビデオの製作に立ちふさがるユリ。

ユリが妊娠したと嘘をついても、もちろんお腹に赤ちゃんはいない。
ユリなりに「動いた」とか「お父さんはあなたを殺そうとしてるのよ」と沼田の前で虚偽の言葉を吐き散らし、演技をするようになる。

思春期で情緒不安定な少女に困り果てた沼田はユリに「絶対に悪いようにしないから、しばらく黙っていろ」と伝え、彼女との関係を考えるようになる。

彼はこの話を親友に相談し、解決策を考えていく。
これが、２人目の逮捕者である海原である。

沼田は男優を親友に任せる話を彼女に持ちかけ、「中３の冬休みになったら、マジで妊娠させてやるから」と腹をくくって１６歳で出産、結婚できるよう計画した『アダムとイブ計画』を記したプリントをユリに渡して納得させる。

海原もユリと面会し、「彼はカメラマン兼プロデューサーにて社長だ」と伝えた。

彼女は飛び跳ねて喜んだという。

「結婚したら子供は５人欲しい」と言うユリに、「嘘つかれたうえで堕胎されたら堪ったもんじゃない！」と説教し、ユリを何度も土下座させて謝らせた。

ユリは沼田に「一生逆らわない」と誓う。


これ以降、沼田はカメラマンと少女確保に専念し、男優を海原に委託するはずだった。