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第2章 第二の男と逮捕まで

ＡＤ.2015.2

ユリの学校に通報が入ると一変する。

「そちらでは大勢の女子生徒がＡＶにでているのを黙認しているのか?」という特命の電話があったのだ。

学校側で調査をするとユリが妊娠していることが判明。
複数の生徒が援交を認めたが、黙秘する少女もいた。

ユリに関しては中学を卒業し、１６歳になる頃に結婚、第一子を出産させる計画が実行されていたからである。
冬休みになるとユリは勉強道具を沼田宅に持ち込み、「子作り強化合宿だ」と毎晩ＳＥＸを沼田に強要していた。

実際は冬休み前にアダムとイブ計画は実行されていた。
4月生まれのため、卒業してすぐに16となる。


冬休みをむかえた少女達は積極的に闇ビデオに出演していた。

学校側はユリが高校進学を希望しなかったことや少女達の羽振の良さに疑念を抱いていた。

通報は同業の闇ビデオ業者であるが、自主制作ではなく、DLコピー販売の組織であった。
この業者も後に逮捕されたが、通報したのは「沼田のビデオはセキリティが高くコピーできなかったため、頭にきた」というものであった。

これは沼田の顧客が「ネットで閲覧できるようになったら、高い金でＤＶＤを購入しない」と念を押されていたからであるが、光ディスクは顧客から提供されるほど信頼を得ていたので電子機器の専門家も紹介されていた。

再生するには専用のソフトをインストールしなければならない。
このソフト購入資金が会員登録料金となる。
会員制セキュリティのため、コピー業者から恨みを買っていた。


こうして沼田は逮捕に至る。

３学期からほとんど沼田の家に入り浸っていたユリも警察に保護される。

「お腹の子の父とは結婚する予定で年の差があっても真剣に交際している。学校側に相談すると赤ちゃんを堕胎させられると思ったから相談できなかった」と供述した。

沼田と海原に被害を訴える女子生徒は誰一人としていなかったが、沼田に関しては１３歳未満と性交しているため『強姦罪』が適用された。