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クラス ×イト
第7章 アらガう 【堂林亮伍】

 か、海藤……。


 ――ん?


 俺……涙が、止めらんねえ……。


 それまでずっと――私が、こうしててあげる。


 で、でも。鼻水まで、出てきて……汚ねえぞ。


 いいの。全部、私に拭わせて。


 …………。



 俺は海藤美和のこと――ふわふわと柔らかな真っ白なタオルみたいだって、思った。





【アらガう――了】
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