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クラス ×イト
第10章 せッきン 【藍山栞2】
「……」
その後、その日に更新されたページを読み終えると、私は浴室に向かった。
脱衣場で服を脱ぐと、ふと鏡を見る。
その中にいるのは――裸の私。誰も知らない、私。
私は今日、初めて語った。秘めていたことを、彼に語った。
そして何かを感じて、乾くんが新たな私を見つける。
何時か裸の私も――彼の瞳に映されて、いるのだろうか?
「……」
大きくもない、胸を撫でる。
ゾクッとした感覚が奔ると――きゅっとした乳首が、その存在を示した。