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クラス ×イト
第2章 だメンず 【乾英太1】
このクラスのことについて、最初に話すのは僕――乾英太(いぬい えいた)だ。
そうは言ってはみたものの、実は少し不安だったりする。僕はクラスの中でも、全く目立つ方ではない。だから、何かを面白く話したりするのは、きっと無理……。
僕は勉強もスポーツも得意ではなかった。背もクラスの男子で三番目に低く、体つきも華奢だから喧嘩だって(したことないけども)弱い。
そう言えば中学の頃、同じクラスの女の子に「乾くんって、繊細なんだね」なんて言われたけど、それって褒め言葉――じゃないよね。たぶん……。
趣味はゲームだったりアニメだったり、後は読書くらいかな。前はアニメの原作のライトノベルを読むことが多かったけど、高校生になってからは比較的に色んな本を読むようになっていた。
ゲームや読書に勤しんでいたせいか、かなりの近眼。度の強い黒縁の眼鏡をしていることが、少しコンプレックスだったりしている。
そんな僕が話すのは、とりあえず――ある一日の出来事だ。
それは別に何の変りもない、普通の一日。
少なくとも昼休み。何時ものように要二と三生と、アニメの話をしていた時まではそうだったと思う。
そうは言ってはみたものの、実は少し不安だったりする。僕はクラスの中でも、全く目立つ方ではない。だから、何かを面白く話したりするのは、きっと無理……。
僕は勉強もスポーツも得意ではなかった。背もクラスの男子で三番目に低く、体つきも華奢だから喧嘩だって(したことないけども)弱い。
そう言えば中学の頃、同じクラスの女の子に「乾くんって、繊細なんだね」なんて言われたけど、それって褒め言葉――じゃないよね。たぶん……。
趣味はゲームだったりアニメだったり、後は読書くらいかな。前はアニメの原作のライトノベルを読むことが多かったけど、高校生になってからは比較的に色んな本を読むようになっていた。
ゲームや読書に勤しんでいたせいか、かなりの近眼。度の強い黒縁の眼鏡をしていることが、少しコンプレックスだったりしている。
そんな僕が話すのは、とりあえず――ある一日の出来事だ。
それは別に何の変りもない、普通の一日。
少なくとも昼休み。何時ものように要二と三生と、アニメの話をしていた時まではそうだったと思う。