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クラス ×イト
第12章 ラんマん 【市原 茜】
色々と順番は間違えて来てしまったけど、もうそれも含めて私らしさなんだ。だからこれからも、元気を出してやってくつもりだよ。
だけどね、たぶん――これからは、すぐにエッチしたりしない。あくまで、たぶん……だけどさ。あはは……。
とにかく今回のことで、私だってあんな気持ちになれることがわかったから……。そんな相手を、今度こそちゃんと見つけてやるんだ。
うん、絶対……今度こそ、ゲットしてみせるんだから!
そしたらさ、思いっきりエッチをして……なんてね。結局それかよっ――とか言われそうだけど。仕方ないよ、所詮は私なんだし。
そんなわけで、泣きはらした次の日。私はスッキリとして、その朝を迎えてたんだ。
校舎に入ると昇降口のところで、私は彼の姿を見つける。
「あ、乾くん。おはよー!」
「い、市原さん……お、おはよう」
「アハ、そんなに構えないでよ。私たち、友達でしょ?」
「あ、ごめんね……つい」
そうな感じで、自然に挨拶を交わす。そしたら、少しホッとした気分になったのは、何故だろう? その辺はまだちょっと、勉強不足みたいだ。
とにかく日々、色々なことがある。それは私が、そういう年頃だということなんだよね。
そして――色々あるのは、なにも私だけではなくって……。
「――!?」
その時――乾くんの携帯が鳴ってたのも、そんなことを示していたみたい。
「えっ……三生が!?」
電話に出た乾くんはそんな言葉を口にして、その顔を真っ青にしているの。
そして、その些細なことを切っ掛けとするようにして、若い感情は一つの大きなうねりとなり。
それは私たちのクラスを、揺るがそうとしていたみたいで……。
【ラんマん――了】
だけどね、たぶん――これからは、すぐにエッチしたりしない。あくまで、たぶん……だけどさ。あはは……。
とにかく今回のことで、私だってあんな気持ちになれることがわかったから……。そんな相手を、今度こそちゃんと見つけてやるんだ。
うん、絶対……今度こそ、ゲットしてみせるんだから!
そしたらさ、思いっきりエッチをして……なんてね。結局それかよっ――とか言われそうだけど。仕方ないよ、所詮は私なんだし。
そんなわけで、泣きはらした次の日。私はスッキリとして、その朝を迎えてたんだ。
校舎に入ると昇降口のところで、私は彼の姿を見つける。
「あ、乾くん。おはよー!」
「い、市原さん……お、おはよう」
「アハ、そんなに構えないでよ。私たち、友達でしょ?」
「あ、ごめんね……つい」
そうな感じで、自然に挨拶を交わす。そしたら、少しホッとした気分になったのは、何故だろう? その辺はまだちょっと、勉強不足みたいだ。
とにかく日々、色々なことがある。それは私が、そういう年頃だということなんだよね。
そして――色々あるのは、なにも私だけではなくって……。
「――!?」
その時――乾くんの携帯が鳴ってたのも、そんなことを示していたみたい。
「えっ……三生が!?」
電話に出た乾くんはそんな言葉を口にして、その顔を真っ青にしているの。
そして、その些細なことを切っ掛けとするようにして、若い感情は一つの大きなうねりとなり。
それは私たちのクラスを、揺るがそうとしていたみたいで……。
【ラんマん――了】