この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
クラス ×イト
第13章 ぼウそウ 【喜嶋三生】
 その仕草から彼女の気持ちを察した僕は、自分のことが恥ずかしくなった。こんな状況で欲望に呑まれたとして、その後に僕に何が残るというのか。

 もう少しで墜ちそうになった自分を嘆くと共に、それを救ってくれたのが赤緒さんなのだと僕は思った。


「も、もう、済んだんでしょ。さあ、赤緒さん――帰ろう」

 僕はベッドに近づくと、恐る恐るそう声をかける。

「オイオイ、夜はこれからだ。シラケたことを言うなよ」

「その通り。まだまだ、楽しませてもらわなくっちゃねー」

 男たちは、口々に勝手なことを言う。

「だけど、これ以上は――」

「見てられないと言うつもりなら、キミだけ帰れよ」

 短髪の男が、そう言って僕を睨みつけた。

 すると、その時だった。

「待って……」

 小声でそう言った赤緒さんが、男の手から身体を離す。そうして、四つん這いで這うようにベッドを進むと、その傍らに立つ僕へゆっくりと近づいて来ていた。

 そこから、僕の顔を見上げた彼女は――


「して、あげる……から」


 そう囁き、僕の股間に手を伸ばす。

 一気に身体を硬直させ、棒立ちになってゆく僕。


「やめっ……ああっ!?」


 その晴れ上がった股間を、赤緒さんの右手がゆるりと撫ぜつけて――いた。
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ