この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
クラス ×イト
第3章 あこガれ 【山村佳奈】
 何となくなし崩しに、身を委ねてしまっていた私はようやく――。

 コイツ――ホントにするつもりなんだ。

 護の本気――男の本能みたいなものを、肌身で感じる。

 それと同時に、私はやっぱり怖くなった。


「ねえ、ゴメン! ホント――少し待って!」

 パンツを脱がされ、スースーと心もとない股間。両手でスカートを抑えた私は、必死にそう訴えていた。

 すると――護は自分でズボンを脱ぎ。

 そして――私に言う。

「――ホラ、これ見ろって」

「あ……」

 パンツの上からでもはっきりとわかる――その盛り上がった形。

 それを目にして、私は思わず言葉を失う。

「な――もう待つのは無理。だからさ――」

 護はそう言いながら、私のスカートを捲ろうとする。

 慌てた私は咄嗟に、頭に浮かんだことを口にしていた。

「ひ、避妊とか――どうするわけ?」

「え……ああ」

 それを聞いて、護は少し怯んだみたい。

「護――持ってないんでしょ」

「そりゃあ……こうなると、思ってなかったし」

「じゃあ、今日は無理だね」

「だけど……今更」

「仕方ないよ。妊娠とかしたら、護だって困るでしょ」

 私がきっぱり、そう言うと――

「ああっ、くそっ!」

 苛立った護は、そう吐き捨てた。

 それでも一応、効果はあったみたい。護はスカートから手を放し、ベッドの上に胡坐をかいて頭を項垂れた。
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ