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第1章 生い立ち

「ふふふっ。私を怒らせたらどうなるか、見てなさい！」


ヘラクレスと双子の兄弟が眠るゆりかご



「殺しなさい！」


ヘラは２匹のヘビを送り込み殺せと命じました


スルスルと忍び寄る２匹のヘビ



赤ちゃん！危ない！！



「バブー……」



ところが…



ガシッ――――！！バキバキ…グシャっ！！




赤ちゃんヘラクレスは、素手でヘビを絞め殺してしまいました


なんとも恐ろしいくらいに強い赤ちゃんです


尋常ではありません。


なんせ一応神の子なのですから



この時、ギャーギャー号泣するだけのイーピクレスをみた父親アムピトリュオンは


「あ…こっちがホンマの俺の子やなぁ～」


と見抜いたそうな……



(ヘラクレスが自分の子じゃないと知っていながらも自分の子として育てる事を決めた、なんともできた父親ですが…このシーンなんか切なくなります)



「きーーーっ！！ほんと生意気ねっ！！覚えてらっしゃい！」


失敗に終わったヘラの作戦だったがヘラの怒りは更に燃え上がった



その背景には、人間の女に産ませた子供にヘラの母乳を与えようとするゼウスが、いかにヘラクレスを愛しているか。


そしてヘラクレスがどれほど特別な子供であるかを察知したヘラは、ヘラクレスを激しく憎むようになりました。



そして、ヘラによるヘラクレスいじめが幕を開けるのです……






(ラスボス…いや、しつこすぎる！ファイナルファンタジーの…なんて言うんだっけ？あいつに似てる気がする…ヘラ( ﾟДﾟ))