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第1章 生い立ち

そんなこんなで素手でヘビを殺した息子ヘラクレスの事が恐ろしくて堪らなくなったアルクルメネは


預言者の助言でヘラクレスを野に捨てたのでした。



「たまには人間界を見て回るのも悪くないわね。あら？」


そこをたまたま通りがかったのは、人間界を散歩していた ヘラであった。



「まぁまぁ、可哀相に…私の乳を飲みなさい」


ヘラは可哀相な捨て子を見て、それがヘラクレスとは知らずに自分の乳をあげたのでした。


しかし実は、裏で手を回したのは夫であるゼウスでした


全てゼウスが計画したもので、まんまと策略に嵌ったヘラの乳を飲んだヘラクレスは不死身になりました。


(ヘラのお乳は便利なお乳だことっ！)



本来は心優しい母のようなヘラでございます。


嫉妬にかられると何を仕出かすか…

地の果てまで追いかけまわしてしまう程
恐ろしい女神でございます。



《ラスボス級ヘラの嫌がらせストーリーに興味のある方はゼウス編にてお楽しみ下さい》