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人生苦の方が多いぜぃ!!byヘーラクレース
第12章 10.ゲリュオネスの赤い牛の生け捕り

「親分、そろそろ英雄っぽいお勤めないんすか?生け捕りとか掃除とか飽きたんすけど」
と、ヘラクレスがエウリュステウス王(親分)に申し出たかは定かではありませんが
(絶対言ってない)
「そうかそうか、では次なる勤めはゲリュオネスの赤い牛をここまで連れてくるがいい!!」
とまぁ、素晴らしい嫌がらせっぷりを発揮した親分
妻子を殺した罪を償うため命じられたお勤めは遂行しなければならない
よってヘラクレスはどれだけ気分が乗らなくとも親分の命じる勤めを遂行せなばならないのだ。にやり
「く、わかりました。牛の捕獲なら得意ですので行ってきます」
何度目だ牛の捕獲!!
ってくらい、やらされてるから今回もお手の物でしょう?
とりあえず渋々ながら、ヘラクレスが目指す地は、日の落ちる西の果て、世界をとりまく大河オケアノスに浮かぶ島のエリュテイア!
この島でゲリュオネスという怪物が赤い牛の群れを飼っているのですが…
そのルックスか最悪。
ゲリュオネスは胴体は1つなのに上半身は3つ、でもって、足も3人前ございます。(大男が3人胴体で繋がってる感じ)
実は、このゲリュオネス、ポセイドーン編に登場したメドゥーサのお孫さんでございます。
(ゲリュオネスはペルセウスがメドゥーサの首を切ったときに流れた血から生まれたクリュサオルの子)

