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人生苦の方が多いぜぃ!!byヘーラクレース
第16章 ギガントマキア
この章は、他の神話前3作の最初の方に書いてあるティタノマキアとは何ぞ?というのを軽く読んで理解しておいた方が分かりやすいかも知れません。
軽く説明すると、ティタノマキアとはゼウス率いるオリュンポスvsクロノス率いるティーターンの大戦争の事です
なぜこんな事になったかというと、クロノスが下剋上をして、父である天空の神ウラノスの男根を切り落とした時、流れ落ちる血が大地に滴って生まれ出たのがギガンテス(単数ならギガス)なんですが、このギガンテスはかろうじて上半身は人型ですが、下半身はウロコびっしりなんです。
元々ウラノスがこんな目にあったのは、奥さんである大地母神ガイアが産んだ化け物チックな子供達を嫌って
「こいつら俺の息子じゃねぇや!!」
と、言い彼らをガイアの体内(大地)に押し戻したんです
その仕打ちにブチ切れたガイアが
「切り落としてしまいなさい!」
と、息子のクロノスをけしかけたのである。
その後、今度は息子であるクロノスと孫であるゼウスが天界の覇権をかけた戦争(これがティタノマキア)が始まり、ガイアはゼウスに助言を与えて、味方しましたね。
…なのに、ゼウスが天界の王となるや、ガイアの怒りの矛先は180度転換してゼウスに向かいました!
原因は、ゼウスがクロノスらティーターン達を地の底タルタロスに幽閉したことです。