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僕である理由
第7章 薔薇のトゲ
鼻を掠めるこの

そう媚薬の臭いが気になった

ベッドにぐったりしている
可奈子さんの横に引っ付き

鼻の音をたてながら
全身に、鼻をこすりつけた

敏感になった肌が
ほんのりピンク色に染まる

可奈子さんの吐息が聞こえた

ついさっきの事を
思い出してしまったようだ
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