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僕である理由
第8章 娼夫の心得
可奈子さんは1人部屋を出ていく
「八坂神社とか清水寺あたりにいるわ」
軽く手を挙げドアを締めた
後ろから響く
ヒールの音だけが淋しく耳に響く
一人っきりになってしまったこの部屋
何もかも
取り残されてしまい…もう僕しかいない
可奈子さんの手は届かない…
もうあの笑顔に触れられないのか
どうしようもない思いだけが
僕を支配した
身体も心も一旦停止…もう動けない
あぁ~なにも着てなかった
散らかった下着や服を広い集め
最後にジーンズに足を入れる
… …
携帯が音を出さず震えていた
「八坂神社とか清水寺あたりにいるわ」
軽く手を挙げドアを締めた
後ろから響く
ヒールの音だけが淋しく耳に響く
一人っきりになってしまったこの部屋
何もかも
取り残されてしまい…もう僕しかいない
可奈子さんの手は届かない…
もうあの笑顔に触れられないのか
どうしようもない思いだけが
僕を支配した
身体も心も一旦停止…もう動けない
あぁ~なにも着てなかった
散らかった下着や服を広い集め
最後にジーンズに足を入れる
… …
携帯が音を出さず震えていた