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僕である理由
第8章 娼夫の心得
僕の手を引き
バスルームへて向かう
引っ張る手に軽く唇を落とした
切なそうな顔
右手で彼女の頬を触る
僕の胸に彼女が顔を埋めた
「ありがとうございます」
そう告げると、首を横にふり
彼女から僕に唇を重ねた
深く深く
溶けてしまいそうなほど
濃厚な口づけだった
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