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従わない奴隷
第9章 ユウリと姉貴の店
「さ、今日は
この辺で終わりにしましょ?

今日やったところまで
来週の水曜日までに
練習できる?」



「はい・・やってみます」



「じゃあ
このメイク道具
持って帰って
練習してきてね

あ、次に来る時は
メイクしてきて?


チェックするから」




「は、はい

あの、メイク道具は
おいくらですか?」




「あ~いいのいいの
これはサンプル品だから
タダなのよ

うまくできるまでは
これ、使ってちょうだい?

うまくなって
欲しい色とか
決まってきたらさ

うちから買ってね?」




「あ、ほんとに
すみません・・」



「さて、
ライキ呼んでくるわね?」




「は・・はい・・・

あ、あの!」




「ん?なぁに?」




「お、おかしく・・

私、おかしくないですか?」




「クスッ(笑)

かわいいわよ?」







ユウリちゃんは

ライキが来ると分かると
急に鏡を見て
前髪を直し

照れくさそうな
顔をした






ライキのこと


好き?








よね?







きっと



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