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従わない奴隷
第9章 ユウリと姉貴の店

Side ライキ


やっぱり
寝ちまった(苦笑)

どんくらい
寝てたのか
姉貴に叩き起こされて
小部屋から出ると

姉貴の後ろに

ユウリが
少し
うつむいて
立っていた




化粧・・・

してるっぽかった




けど




姉貴いるし・・






「帰るぞ、ユウリ」




「あ、はい」




ユウリを
あんまり見ないまま
店のドアに手をかけると

姉貴の声が
背中から聞こえた




「しばらく
通ってもらうからね

わかった?
ライキ」




「あぁ」




それだけ
返事をして
ドアの外に出た


そうか


来週の水曜日も

そのまた
次の水曜日も。




外は
真っ暗で


サングラスを
かける訳にもいかず


俺は
やや
うつむき加減で


自分自身
俺がどんな顔してんのか
分かんねぇけど

姉貴には
ちょっと
見られたくない
その顔を

隠しながら
車に向かった



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