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従わない奴隷
第12章 ユウリと今野
「ユウリ?」
「はい」
「出かける用意とか
しなくてもいいのか?」
俺がお茶を飲んでる間
俺が
ごろんと
横になってる間
俺が
なんとなく
話をしている間
ユウリは
ずっと
クッションを抱いて
ただ座っていた
「はい・・・
とくに・・
あっ!」
「ん?」
「お化粧・・・」
そう言って
ユウリは
立ちあがった
「どした?」
「落とさなきゃ」
「ぶっ(笑)
わざわざ
落とすのか?化粧」
「だって
恥ずかしいし・・・
こんな格好だし・・・」
「ワンピース
着てみろよ」
「え?」
「せっかく
髪も巻き巻きしてんだから
着てみろよ
見てやっから」
「や、は・・・
恥ずかしいです」
「言う通りに
するんじゃなかったのかよ」
「あ・・・・」
と、なぜか
いつからか
ユウリは
俺の奴隷みたいに
なっていた(笑)
「じゃあ・・・
ちょっとだけ・・」
恥ずかしいと言いながらも
やっぱり
オシャレしたいのか
ユウリは
少しうれしそうに
ワンピースを取り出した
あの
ワンピース
あの時・・・
照れてて
かわいかったな・・・
ユウリ・・・
ユウリの恋人役を
やった日のことを
思い出していた
もう一度でいいから
俺を
雇ってくんねーかな・・・
そしたら
キス
しちゃうかな・・・
恋人の
ふりでもいいから
「ライキさん・・」
「え?!な、なに?
なんだよ、急に」
「あの・・・
着替えが・・・」
ユウリの
狭いアパートには
脱衣所というものが
なかった
「はい」
「出かける用意とか
しなくてもいいのか?」
俺がお茶を飲んでる間
俺が
ごろんと
横になってる間
俺が
なんとなく
話をしている間
ユウリは
ずっと
クッションを抱いて
ただ座っていた
「はい・・・
とくに・・
あっ!」
「ん?」
「お化粧・・・」
そう言って
ユウリは
立ちあがった
「どした?」
「落とさなきゃ」
「ぶっ(笑)
わざわざ
落とすのか?化粧」
「だって
恥ずかしいし・・・
こんな格好だし・・・」
「ワンピース
着てみろよ」
「え?」
「せっかく
髪も巻き巻きしてんだから
着てみろよ
見てやっから」
「や、は・・・
恥ずかしいです」
「言う通りに
するんじゃなかったのかよ」
「あ・・・・」
と、なぜか
いつからか
ユウリは
俺の奴隷みたいに
なっていた(笑)
「じゃあ・・・
ちょっとだけ・・」
恥ずかしいと言いながらも
やっぱり
オシャレしたいのか
ユウリは
少しうれしそうに
ワンピースを取り出した
あの
ワンピース
あの時・・・
照れてて
かわいかったな・・・
ユウリ・・・
ユウリの恋人役を
やった日のことを
思い出していた
もう一度でいいから
俺を
雇ってくんねーかな・・・
そしたら
キス
しちゃうかな・・・
恋人の
ふりでもいいから
「ライキさん・・」
「え?!な、なに?
なんだよ、急に」
「あの・・・
着替えが・・・」
ユウリの
狭いアパートには
脱衣所というものが
なかった